新宿 顧問弁護士|弁護士に何を伝えればいいのか。法律相談時のポイント

弁護士に相談するのが初めてで、何を話せばいいのか不安だ|法律相談時のポイントについて考える

いざ法律相談に行こうと思い立っても、
はて、何から話せばいいのかな、何を伝えればいいのかな、
と考え込んでしまい、結局、法律相談に行くのをやめてしまう。
あるいは、そんな不安を抱えながら、当日を迎える。
そんな相談者の方も多いのではないのかな、と思います。

法律相談時のポイント|弁護士から、よい回答を引き出すために

1 一言で伝える|法律相談時のポイント

要は、こういうことなんです。と、あなたの状況を一言で伝えてみましょう。

要は、「夫ともめています」
要は、「取引先との契約でもめています」
要は、「不倫相手の配偶者ともめています」

要は、どういう状況なのかということをまずは短く説明できると、弁護士も話に入ってきやすくなります。

2 具体的に伝える|法律相談時のポイント

次にあなたがするべきは、あなたの置かれている状況を、具体的に詳しく伝えていくという作業です。
一言で、ではないですよ。
次のような項目について、具体的に、詳しく、伝えていくのです。

・登場人物が誰かを説明する。
・登場人物の素性(年齢、肩書、人間関係、家族構成、収入、資産状況等々)を説明する。
・関連する出来事を時系列で説明する。

見落としがちですが、あなたがどんな人物なのかについても、ちゃんと弁護士に説明したほうがよいです。
あなたが何歳で、職業は何をしていて、家族構成はこうなっていて等々、あなたが説明しない限り、弁護士はあなたのことを何もわかりません。
よくわからない相手からの相談内容に、どう対応してけばいいのか。
あなたがどんな人物であるかによって、その後の事実経過のもつ意味もかわってきますし、
あなたがどんな人物であるかによって、弁護士が最善と判断する選択肢は変わってきます。
すべての出発点となる、あなたに関する具体的な情報を、弁護士に与えてあげるのです。

また、どんな対応をとるべきかは、相手次第で変わってくるものです。
同じように、あなた以外の登場人物に関する情報も、弁護士に与えてあげてください。

出来事を説明するときは、いつ、どこで、誰と、誰が、何を、どのように、どんな目的をもって、実行した(しなかった)。その結果、どんなことが起こったのか。ここまで詳しく説明してあげましょう。
そのような出来事の流れを、時系列で、説明してあげましょう。
何が起きてきたのか、何が起きているのか。弁護士はそこを知りたいのです。

ただし、細かすぎると、話がかえって進まない、話がかえってわかりにくい、ということにもなりがちです。
このような場合、おそらく弁護士から、そこはとりあえず後回しにしましょうか、等々、軌道修正がはいりますので、その場合は、弁護士の誘導する流れに、話を戻しましょう。

3 正直に伝える|法律相談時のポイント

途中、途中で、弁護士から質問があるかもしれません。
弁護士は、弁護士なりに、意図をもって、あなたに質問をしています。
なので、質問されたことには、正直に、回答してしまうことをおすすめします。

時折、「その質問、この話に関係ありますか?」との質問をされて(質問返し)、すぐに回答してくださらない方がおられます。
そんな疑問もわからないではないのですが、それでもやはり、
弁護士から質問されたら、端的に、正直に、回答するのが一番だと思います。
回答していただいた結果、関係ないと判断されれば、弁護士としては、その点はもう考慮しないとの決断がくだせますし、
関係があると判断されれば、まさに質問してよかったという話ですので、
いずれにせよ、弁護士からの質問が無意味ということにはならないのです。

繰り返しますが、弁護士は、弁護士なりに、意図をもって、あなたに質問をしています。
弁護士は守秘義務を負っておりますし、まずは弁護士を信頼して、聞かれた質問には、すぐに回答してしまうことをおすすめします。
結局そのほうが相談時間も短くて済みますし(相談料も抑えられる)、会話の流れも円滑になります。

4 メリハリを伝える|法律相談時のポイント

さんざん具体的に、詳しく説明してあげましょう、などと言っておいて恐縮ですが、メリハリをつけて説明をすることも大切です。
すべての話題を同じ密度で同じ調子で話をしていると、重要な出来事の話になかなかたどり着けません。
端折るべきところは、端折って説明しましょう。
相談時間は有限ですし、重要な部分に多くの相談時間を割くことは当然のことですよね。

自分としては、どの出来事が大きな出来事だと思っているか。
自分としては、どの書面等が、重要な証拠だと思っているか。

自分が重要だと思う部分を、より具体的に、より細かく、弁護士に伝えましょう。
弁護士が重要だと判断する箇所が、必ずしもあなたが強調したいところと一致するとは限りませんが、
依頼者(相談者)がその時点で何を重要視しているかということも含めて、弁護士にとっては、大切な情報となりますので。

5 本音を伝える|法律相談時のポイント

あとは、シンプルな話ですが、
弁護士には、あなたの本音を伝えることをおすすめします。

私は怒っている。
私は悲しんでいる。
私は許せないと思っている。
私はどうでもいいと思っている。
私はあきらめている。
殺してやりたいくらい憎い。
まだ好きであきらめきれない。

正直1000万円欲しいと思っている。
正直お金をいくら積まれても応じるつもりはないと思っている。
きっちり賠償責任は果たしてもらいたいが、正直、取引は継続したい。
取引関係がなくなってもかまわないから徹底的にやりたい。

一番許せないのは、実はこの点だ。
実は、相手がこうくるのであれば、あの点は、このラインまで譲歩しようと思っている。
恐怖の対象でしかなく、自分の命が守れればそれだけでよいというぐらい追い詰められている。
別れられるのであれば、全財産を譲っても良い。
恥ずかしいと思っている。

誰にも言えなくて苦しんでいる。
実は毎晩涙を流して泣いている。

このような本音が本当に大切で、本音の話しができれば、あとはおまけのようなもので、それだけで方針が確定することもありえます。

弁護士は、法律的にはどうだとか、理屈はこう、結論はこうといった、弁護士的な発想で、物事をみてしまい、
とりあえず法律はこうなってます的な、一般的にはこのように処理されます的な、
依頼者の思いや本音からかけはなれた官僚的発想をして、官僚的回答をすることがあります。
しかし、あなたが聞きたいのはそんな話ではない。

そうならないためにも、弁護士には必ず、上にあげたような言葉で、あなたの本音をお伝え下さい。

まとめ|法律相談時のポイント

以上、参考になりましたでしょうか。

相談者の方は、法律事務所に相談にくるというだけで、緊張してしまうものです。
それに加えて、弁護士には、何を、どう説明すればいいのか、まずはそこから悩んでしまう。

今日も心して、皆さまからの法律相談に臨みたいと思います。

皆さまも、法律相談をする機会があれば、ぜひ、上記1~4のことを、実践してみてください。
きっと満足のいく相談時間になると思います。

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