神奈川県松田町で車内から父子の遺体が発見された事件(拳銃での無理心中?)

2014/07/01のFNNニュースから
報道によりますと、

・神奈川県松田町で、平成26年6月30日、車から父子の遺体がみつかった。
・ふたりはレンタカーの中でこめかみを打たれた状態で死亡していた。
・父は73歳、子はその父の次男で43歳。
・父は息子の病気に悩んでいた。
・警察は社内で見つかった拳銃でふたりが無理心中したものとみている。

とのことです。

肉親(親・子)の病気に悩み、一方が一方を殺してしまうというこの種の事件。
毎年一定数報道されますね。

先に殺した方は、その時点で殺人罪(刑法199条)を犯したことになりますね。
同意があったとしても、同意殺人の罪(刑法202条)です。
それが自分まで死ぬ覚悟を固めて、自殺が完遂されれば、被疑者死亡という形で処理されておわりです。

おそらく本件でも、息子さんがご病気であったのであれば(何の病気か。。)、お父さんのほうが手をかけたということで、そのような処理がなされるものと思われます。

介護疲れの問題。
家族のなかに介護が必要な状態の人がいたとしても、ほかの家族が人生を楽しんではいけないということはありません。
いい人に限って、そのような割り切りができなくて、追い詰められていってしまうような気がします。
突き詰めれば、お金の問題になってしまうのかもしれません。
お金はやはり大切で、介護の問題もお金さえあれば・・という側面がある、というか濃厚にあるように思います。
要は外部委託ができればいいのですが、それができないから背負わざるを得なくなり、ついには倒れてしまう。。

うーん。。

同じ状況になったとして、自分だったらどうやって対処していったのだろうか。
互いに同意はあったのだろうか。
父は拳銃をどこで用意したのだろうか。
息子はどんな気持ちで、父から拳銃を向けられていたのだろうか。
こめかみにあたる銃口は冷たかったのかな。
互いに目を合わせていたのだろうか。
そこに会話はあったのだろうか。
父は、血を流す息子をみてどんな気持ちだったのだろうか。
父はどんな気持ちで自分のこめかみに銃口をあてたのだろうか。
息子を殺めた後の銃口は、熱をもっていたのかな。
ほかの家族とはどのような話しになっていたのだろう。
どうすれば防げたのか。
これでよかったのか。

いろいろ、考えてしまいますね。

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