弁護士もわかっているのか?

弁護士もわかっているのか

何が正しくて、何が正しくないのか。
正直なところ、私にはわからないことがたくさんあります。
交渉や訴訟で、相手方当事者と主張の応酬を繰り広げます。
でも時として、何が正しくて、何が正しくないのか。
正解がでなくて、考えてしまうことがある。

私がまだわからないこと

このページでは、私がいつも疑問に思っていることについて、正直に書き記しておきます。
私はまだ明確な正解をもっておりません。

愛とお金の関係
競馬がよくてカジノがダメな理由、パチンコがよくてカジノがダメな理由。
不倫のどこが悪なのか。
他人の不倫を責めていいのか。
死刑のどこが問題なのか。
なぜ自由に離婚できないのか(注:もちろん夫婦の合意があれば離婚は自由です。ここでは一方が反対している場合の話です。)
もっと政治家を本気で応援しないとダメなのではないか(批判ばかりでは民主主義は機能しない)。

(適宜補充していきます)

私がもつ視点

私が弁護士として主張を組み立てるとき、いつも気にかけている視点についても、ここに書き記しておきます。

(ある争点について)
まず。
我々は一体◯か条の条文で結着をつけようとしているのか?(まずは関連条文とその条文の数を確認することが出発点)
次に。
わずか◯か条の条文で、こんな難しい対立を処理するのであれば、どこまでの事実(当事者周辺の事実、歴史的事実、社会的事実)、どこまでの価値判断(時代意識、常識)、どこまでの常識(日本と外国、国内の地域差)を視野に入れて、条文の解釈を豊かにしなければならないはずだが、それができているかどうか。

(ある事案について)
この事案の究極部分は何か。
例:投資信託トラブルの究極は、お金を増やしたいという人の欲の問題と、その欲につけこんだ側の義務範囲の問題だ(←という風に捉えて、事案を分析する)
例:
例:

(文献の読み方と文章作成の作法)
ドラフトを書いてから、文献にあたること。
そうしないと、ダラダラ文献を読んでしまいかねない。
まずは草案を書いてみる(目次だけでもいい、構成だけでもいい)。
草案を書いていくなかで、判らない点、争点になりそうな点、重要そうな点などの目星をつけていく。
目星をつけたところの解決につながる箇所を探しながら、文献にあたる。
いきなり文献調査から入るようなことはしない(それをやると、通読のような趣味の読書になってしまう)。

(どんな事案であっても)
幸せってなんだ?
平穏ってなんだ?
平和ってなんだ?
覚悟ってなんだ?
決意ってなんだ?
責任ってなんだ?
後悔ってなんだ?
公平ってなんだ?
公正ってなんだ?
強者ってなんだ?
弱者ってなんだ?

(どんな事案であっても)
言葉の定義も、相手よりも突き詰める。
ルールへの理解も、相手よりも突き詰める。
状況の把握も、相手よりも突き詰める。
取材、折衝も、相手よりも突き詰める。
そんな視点でいると、相手が突き詰める意識があるかどうかがすごくよく分かる。
突き詰めてこない相手との勝負は、拍子抜けする。
突き詰めた方が勝つので、相手より突き詰めればよい。

(労働問題について)
★幸せな職場環境とは?
仕事って何だ?
働くって何だ?
経営するって何だ?
労働者と経営者の相違点

(離婚問題について)
★幸せな離婚とは?
男って何だ?
女って何だ?
夫って何だ?
妻って何だ?
夫婦って何だ?
子って何だ?
親子って何だ?
家族って何だ?
子の福祉って何だ?
愛って何だ?

(遺産問題について)
★公平な遺産の配分とは?
相続ってなんだ?
兄弟ってなんだ?
親子ってなんだ?
遺産ってなんだ?

(適宜補充していきます)

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