弁護士をうまく使うには?|法律相談の際の注意点

弁護士をうまく使っていただきたい、しかし

どうせ弁護士を使うのなら、弁護士を上手に使ってほしい。
どうせ弁護士を使うのなら、ぜひ役に立つように使ってほしい。

なにを言っているのか、と思われるかもしれません。

役に立たない弁護士なんて存在価値がない。
役に立つかどうかは、弁護士の側の問題であって、弁護士が依頼者に必死に尽くすかどうかの話だろう。

そう思われるかもしれません。

しかし、弁護士を上手に使えるかどうか、
つまりは、弁護士を役に立つ存在にできるか、役立たずにしてしまうかは、
実は依頼者であるあなたの使い方次第という面もある、
といったら意外に思われるでしょうか。

弁護士が役立つための前提条件

弁護士があなたの人生に、あなたの事業に有益な存在として機能するには、大切な前提条件が存在します。

1信頼関係

弁護士があなたの弁護士として役立つためには、あなたと弁護士との間に(理想をいえば絶大な)信頼関係が絶対に必要です。
実は、これが最も大切なことかもしれません。
あなたがその弁護士を信頼していなかったら。。。
委任契約はすぐに解除したほうがよいですよね。
信頼できない弁護士に依頼する必要はありません。
自分でやるか、別の弁護士を探すことになります。
また、弁護士があなたを信頼していなかったら。。。
これも怖い話ですね。
自分のことを信頼してくれていない弁護士がしてくれる活動に、何を期待できるというのでしょうか。
早く関係を終わらせたほうがよいでしょう。

というわけで、信頼関係がないことには、依頼者と弁護士という関係はそもそも成り立ちえないということですね。
信頼関係あっての、依頼者と弁護士(受任者)というわけです。

※以下、続きは未完成です。すみません。続きは今しばらくお待ち下さい※

2自分を伝える努力、事情を伝える努力

弁護士は何でもわかってくれる。
そんな期待に応えたいとは思うのですが、、やはり、そうとは限らない。
依頼者、相談者がはっきりと伝えない限り、そのことは弁護士には伝わっていない。
そう思っていたほうがよいです。
弁護士が、相手方の代理人や裁判官に、きっとわかってくれているはず、などと妄想していたら、えらいことになります。
それと本質は同じです。
別の人間であり、別の立場であり、言わないことは伝わらないと考えるのが正しいです。

3自分をさらけ出すマインド(隠し事をしない)

これはとても大切だと思っています。
弁護士には守秘義務があります。
どうか心を決めて、すべてをさらけ出す覚悟で臨んでください。
(すべては、少し言い過ぎたかな、どうかな。)
でもこのぐらいの心意気で弁護士にぶつかっていけば、意気に感じて、弁護士のほうもあなたの案件には力が入ろうともいうののです。

口が軽い弁護士もいるかもしれないから、
目の前のあなたも口が軽いかもしれないから、
口は軽くないかも知らないけれど、情報漏洩が起こる可能性がゼロとはいえないから、
等々、心配し始めると、キリがありません。

どうか心を決めて、信頼して、お話ししていただければと願うものです。

4遠慮しないで質問する力

5任せっぱなしにしない力

6信頼しすぎない力

逆説的ではありますが、信頼しすぎてしまうと、自分で何も考えない、疑問に思っても、まあ大丈夫でしょう、というところで止まってしまって、後で弁護士も大切なことを見落としていたり、気づいていなかったりしたことについて、なぜ、あのとき弁護士を信頼しすぎてしまったのだろう、と後悔することがないとは言い切れません。

つまりは、弁護士の助言や助力があなたの人生に、あなたの事業を好転させるためには、すべておまかせで自分は黙っていればよい、というわけではなくて、
依頼者であるあなたの方でも、常に弁護士との会話などのやり取りを厭わずに(要は、めんどくさがらずに)、最後まで、目的の実現のために、協働していかなければならいのです。

いわれてみれば当たり前かもしれませんが、意外と自覚されていないことだと思います。今一度、振り返ってみたらいかがでしょうか。

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