日刊スポーツにコメントが掲載されました。

2015年2月23日(月)の日刊スポーツに私のコメントが掲載されました。

歌舞伎町ぼったくり被害|現時点で私が伝えたいことはこれだけ

歌舞伎町ぼったくり被害に関する相談電話が増える → 電話が多くて業務に支障→同じ話を繰り返すのは能がない、どうせなら連絡のあった被害をすべて記録しておこう → そのためのウェブサイトをつくって日々公開しよう → 新宿 弁護士青島克行のぼったくり被害相談室 を昨年2014年12月に開設 → ネット検索上位となり、さらに電話が増えている。。。 とまあ、そんな流れでマスメディアの方からご連絡をいただくようになりました。

歌舞伎町ぼったくり被害|被害者救済と加害者の検挙は分けて考えよう

記事中、警察としても立件が難しいとの話がでております。
別に立件しなくても、被害を防ぐことができるし、防ぐべきである、というのが私の問題意識です。
交番にきた人たちを、店の人間から切り離して、先に帰宅させてあげるだけで被害は防止できるのです。
極論、立件なんかしなくていいのです。

歌舞伎町ぼったくり被害|お巡りさんの言い分

お巡りさんはそれでは客側に味方することになってしまう、と言うのでしょう。
そうではありません。
現状の「当事者同士で話して」という交番の対応が、被害者を絶望に追い込み、店員と夜の街に戻された被害者が財布にあるだけの現金、ATMまで連れて行かれてお金をおろし、そしておろした現金を店員に支払い、さらに店に戻ってカードまできられてしまうという悲劇を毎晩生んでいます。
これは警察がぼったくり店の味方しているのと同じではありませんか。

歌舞伎町ぼったくり被害|お巡りさんは経験則重視の現場判断を

人が飲食店を利用した後にとるべき行動として、交番に助けを求めに行くというのは経験則に反します。
なぜ飲食店を利用した人が交番に来るのか?
飲食店で不当な請求をされているから、怖い思いをしたからにほかなりません。
ふつう外食したからといって、我々はその足で交番にかけこんだりしませんよね。
簡単な話なのです。
それなのに、助けを求めてやってきた被害者に対して、店と話し合ってというのはやめていただきたいのです。
話し合っても無駄なのです。
かたや不当請求だ!かたや無銭飲食だ!などと真逆も真逆の主張を双方しているのです。
しかも両者は対等のようにみえて、そうではありません。
実際の被害者は怯えきった精神状態にあります。
この状態で店の人間と話し合えといわれても、蛇に睨まれた蛙以下の存在です。
両者の話し合いを自由にさせればさせるほど、最後には、被害客が屈して不当な金額を払わされること必定なのです。

歌舞伎町ぼったくり被害|お巡りさんへの要望

そこでお巡りさんにお願いがあります。
民事不介入などという法的根拠のない言葉を使うのはやめてください。
街のお巡りさんとして、自信を持って断言してほしいのです。
・飲食店のお客さんがわざわざ交番にくるということは、非常事態がおこったものと判斷します。
・支払う、支払わないについては交番はどちらの味方もしません。
・この非常事態に際しては、助けに求めに来た人達の主張を一旦信用して、彼らを先に帰します。警察官の責務として行うものです。
・店側にも言い分はあるでしょう。それは裁判で決着をつけてください。裁判では店の味方も被害者の味方もしませんから。
こうやって、場を収めて欲しいのです。

歌舞伎町ぼったくり被害|これだけで被害は防げる

ぼったくり店の蜘蛛の巣からなんとか逃げてきた被害者を、再度、蜘蛛の巣に絡め取らせてしまうような対応(「当事者同士で話して」)だけはしないでほしいのです。
検挙なんかしなくていいですから。
それだけで被害のかなりの部分は防げます。
助けを求めてきた被害者を突き放す交番の対応が、毎晩、新たな被害を生んでいます。
これほど罪深いことはないと思います。
検挙なんかしなくていいのです。
とにかく、被害者を助ける対応を!
Y01A170

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