弁護士は誰に頼んでも同じか。

私たちがマスメディアから得る情報は、事実の断片にすぎません。
それがすべてと勘違いしてしまうと判断を誤ります。
これは裁判でも同じです。

裁判官が判決文を作成する際、その判断の基礎となるのは、あくまで裁判の当事者のあなたやあなたが裁判所に提出した事実のみです。
つまり、あなたの依頼した代理人(弁護士)が、事件の全体像を正しく理解するために必要な事実の全てを、余すことなく、裁判所に提出してくれなければ、本当は被害者であるあなたが、加害者のように扱われてしまうことがありえます。

その意味で、弁護士には、必要な事実を広く集めて、事件の全体像を描きだし、トラブルの肝心なところが裁判所(や相手方)に伝わるように主張を組み立てる能力が絶対に必要です。しかし、この能力の有無は依頼してみなければ分からないという側面もあります。今はインターネットなどでたくさんの弁護士を見つけることができますので、何人かの弁護士と直接会って、この人なら大丈夫そうだと判断してから依頼した方がよいかもしれません。

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