ホストクラブに借金があるんですけど・・・

ホストクラブに借金があるんですけど。。|弁護士へのご相談

ホストクラブに行きました。高い請求をされて困っています。どうしたらいいですか?という電話がちょくちょくかかってきます。ちょくちょく。
若い女性からの電話です。
飲食店舗で飲食をした、サービスを受けた、その代金を支払うのは当たり前のことである。
この大原則(?)からすれば、飲み食いしたんでしょ、サービス受けたんでしょ、払わないでとおるわけないでしょう。
これが飲食店トラブルに対する歌舞伎町交番の長年の対応ではありますが、このような理屈がホストクラブにおいても成り立つのかどうかというのがここでの問題です。

ホストクラブに借金があるんですけど。。|弁護士の回答

で、私がいつもどのように回答するかというと、飲み食いした以上は払わないとダメでしょう、なんていう一般論を言っても無意味ですので、言いません。
冷たいのですが、全部こう言います。
電話では回答しようがありません。
あなたの年令、職業、収入、店に行っていた時期、回数、日時、その都度の請求額、内訳、支払・未払いの額の整理などなどの詳細を整理して、情報として教えてほしい。せめてそれぐらいの情報がないと、判断のしようがないものです。
本気で相談をご希望であれば、有料ではありますが、来所してご相談していただければと。

ごめんなさい。つまらない話で。
でも実際そうなのです。
ホストクラブに行ったこと自体は間違いはない。
ある程度の飲食やサービスを受けた事実も間違いない。
と、そうであれば、これでも代金の支払を拒むことができるのかどうか、返金を求められるかどうかを判断するためには、上にいったような詳細な事実関係について、どのような事情があったものか詳細の聴取と分析、検討が不可欠なのです。

ネット社会の進展で、弁護士への問い合わせもウェブサイトのお問合せフォーム経由で行われることも多くなりました。
電話と違って、ウェブ経由でのやりとりは、互いの仕事を中断しませんし、文章で詳細を正確に伝えられるため、相談者にとっても弁護士にとってもいいことばかりです。本当の詳細は来所していただいて、存分にご相談いただければいいのです。
とにかく、ご相談者の方が、より有意義な助言や回答を受けるためには、以上の詳細について、ウェブサイトのお問合せフォーム経由や、記載してあるアドレス宛のメール経由で、お伝えいただき、そのうえでご相談に臨まれることが必要でしょうし、実際、私は相談者希望者のほぼ全員と、事前のメール(なりFAXなり)のやりとりをさせていただいたうえで、対面での相談対応をさせていただいております。

ホストクラブに借金があるんですけど。。|電話で相談したがる方の傾向

こんなことをいうと、敵を作りそうなのですが、事実なのでいいます。
夜の飲食店絡みのトラブルについての相談を求めてくる方は、男性、女性問わず、電話でいきなり相談を始めて(5分でいいからなんて言う人もいる)、とりあえずの回答をしてほしいという方が本当に多いです。
これはおそらく、本気で戦うというつもりがなく、もし払わなくてよい、もし返金請求ができるのならしたい、だけど多分無理なような気はしている、でも戦いたい、でもやっぱり無理だろう、でも弁護士に聞いてみてからでも遅くないかな、一応聞いてみるかといった感覚で、ピ、ポ、パ、プ、ポととりあえず弁護士(法律事務所)に電話をしてみるのでしょう。
事実経過を文章で再現してみる、過去の支払に関する証拠やカード利用歴を確認してみる。そんな面倒なことはとりあえず想定していない。
弁護士からそんな指示をされても、え、今言ったじゃん、なんで回答してくれないの、だったらいいですといった感覚の持ち主が多い。
これが私の実感です。

ホストクラブに借金があるんですけど。。|電話相談の無意味

ところで弁護士のもとに集まるご相談は、基本的には過去の出来事についての落とし所をどうするか、というご相談が大半です。
(もちろん、未来志向のご相談もありますが、この飲食店トラブルのような問題については、事後処理の問題なのですね)
過去の出来事の落とし所を探るには、ではその出来事の実態とは、詳細とはいかなるものであったのかの分析が不可欠です。
つまり、まずは事実経過を詳細に再現してみることが、弁護士に相談するにしても、この先何か対抗措置をとるにしても、すべての出発点となるのです。
弁護士は、このような正確な事実関係を把握できてはじめて、この相談者の方に何らかの法的な権利(ここでは、返金請求権や支払を拒否する権利)が認められるかどうかの判断にすすみますし、その把握ができなければ、判断のしようがありません。
だからこそ、あらゆる電話相談というものは、基本的に無意味なのではないかなぁと思うわけです。
いきなりかかってくる電話に5分~数十分対応して、どの程度の事実関係を正しく理解できるというのでしょうか。本当に心許ない。
証拠の有無だって、電話で判断することは絶対に無理だ。

ホストクラブに借金があるんですけど。。|どこまで本気で戦いたいのか

なんだか話が電話相談一般の話に広がってしまいました。

私がこのような電話をくださる方々にお伝えしたいのはですね、
どうかどうか、
・せっかく弁護士にご相談されるのであれば、ぜひ電話相談の無意味さについてはよくよくご理解いただきたいということとですね、
・誰かと戦うには、誰かと争うたにめに、過去を掘り起こす(文章化する)作業というのが絶対に絶対に絶対に必要だということは、よくよくご理解くださいませ。
ということに尽きます。

あなたのご相談の本気度は、この過去を掘り起こす作業をどこまで厭わずにできるのかどうかにかかっています。
ちょっとそれは面倒だなぁ。。
というぐらいの本気度であれば、だからこそ電話で軽く回答してもらいたいというお気持ちは理解するものなのですが、せっかく電話をかけても、本気度ゼロの回答しかかえってこないのではないかな。。電話ではなく、法テラスやどこかの法律事務所の無料相談を利用する場合であっても、結果は同じで、詳細な再現なくして、正確な回答も得られないのではないかな。。
と、心配するものであります。
せっかくいやな出来事があったのであれば、なぜ自分の言い分が通るのか、通らないのか、その原因、理由ぐらいは弁護士と一緒に解明できれば、二度と同じ被害を受けなくてすむではないですか。
電話のむこうの相談者の、とにかく結論だけ教えて下さい、ダメならもういいんで、的なせっかちな口調、短絡的な結論の出し方は、成長につながらないからもったいないなぁ、なんて思うわけです。余計なお世話かもしれないけれど。

ではでは。
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青島 克行

青島 克行弁護士・保育士・宅地建物取引主任者

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