弁護士とは|いつ頼むかべきか?
交渉相手に弁護士がついていない。
そんなことも珍しくありません。
とくに男女問題や離婚問題ですと、そういうことも多い。
逆に、相手が弁護士をつけたのでどうしたらいいかわからないということで、相談にお見えになる方も珍しくありません。
弁護士をつけるべきか、つけるべきでないか、なかなか判断が難しい問題です。
ビジネスライクな交渉であれば、弁護士をつけずともサクサク進むこともあるかもしれませんが、こじれるぐらいならさっさと弁護士に依頼して交渉をしてもらったほうがよかったということもあります。
男女の問題であれば、身内の問題だし、弁護士なんかつけないで膝を突き合わせて話をしていけばいいじゃないかという考えられる方も多いでしょうが、顔も見たくもないというレベルで感情的対立が進むことも多く、だったら弁護士に委ねたほうが負担も時間もかからないということもあります。
なにかトラブルがあっても、そもそも弁護士利用すること自体を思いつかない人も多く、利用してみようかなと思っても、まわりに経験者がいないと弁護士を利用するメリットが想像しづらく、費用もかかるだろうし、かえって大げさにするのもよくなかろうと、結局、弁護士を利用しない、という方が多いのかなと思っております。そんなわけで、弁護士の使いどきというものは、なかなかに難しい。
相手方が弁護士をつけていない方がラク?
では弁護士として、相手方に弁護士がいるのといないのとでどちらが望ましいといえるのでしょうか。
ケースバイケースではあるのですが、私は、どちらかというと相手に弁護士がついている方がラクですね。
一見、法的知識、交渉事について通じていない素人を相手にするほうが、弁護士と交渉するよりもずっと楽、ずっと有利に話をすすめられると思われるかもしれません。
しかしですね、やはり弁護士がつくとですね、よくも悪くも話を前に進めていこうという推進力が強力に発生するものでして、途中の意見の対立があったとしても、最終的にはどのように決着をつけようかと、とにかくゴールに向けた話し合いを進めていくという一点で協調できれば、やはり弁護士は仕事として対応しますので、双方の依頼者にとっても早く区切りがつけられて、結果的には関係者全員(双方の当事者、双方の代理人)の時間と労力を節約できる可能性が高いものです。
もちろん、弁護士のキャラクターや能力によっては(私も人のことは言えませんが)、かえって話が混乱する、かえって面倒なやりとりが増えるなどして、この代理人(弁護士)さえいなければ、もっと話がすすむのではないかと思わないこともないのですが、やはりこのような弁護士は多数派ではありません。結局、双方の利害の対立があるのは当たり前ですので、その折り合いの付け方は双方の弁護士の腕の見せどころということで、そこはプロ同士緊張感をもって交渉をするということになります。
ところが、相手方に弁護士がついていない場合ですね、よくも悪くも話を前に進める義理はないということで、全くこちらの言い分を聞いてくれない、こちらが100の譲歩を示さないことには、次の話に進ませない、という方がおられます。要は、感情的になっているということです。
このような場合、弁護士として、こちらの依頼者の言い分をドストレートに伝えすぎてしまうと、ただでさえ感情的になっている相手が、さらに感情的になるという、まさに終わりの見えない流れにすすんでしまいます。かといって、無用な譲歩をするわけにはいきませんので、本音では、相手方も弁護士をつけてくれないかなと思いつつ(実際にそのようにお願いしてみることもあります。)、相手の言い分を丁寧に聞いたり(受け入れるのではなくて、受け止めるとでもいいますか。)、結局、将来の可能性としてどのような選択肢が考えられるものか、一緒に議論してみたり、とにかく、道筋をつけていくような流れにもっていこうと努力することになります。
これはなかなかに気を使う作業となりますので、相手に弁護士がついていてくれたほうがラクというのはこういう意味においてです。
相手方に弁護士がついているとき|弁護士の人柄、能力を見極めよう
時折、自分の相手方に弁護士がついて、その弁護士から連絡がきた、今後どうしていけばよいか?というご相談を受けることがあります。
聞いてみると、どうも相手方についている弁護士が、こちらの当事者に対して(弁護士だから?)高圧的といいますか(弁護士なのに)理屈に合わないような主張を繰り返していると。要は、相手方の弁護士がこちらを素人だと思って、軽く見ているようにしか思えない、弁護士相手にさすがにそんなこと言わないでしょう、さすがにそんな言い方できないでしょう、というような態度にでているようなことがあるのですね。
このようなご相談をうけたときは、私は次のようにアドバイスしています。
・相手弁護士の主張する話に納得できないのであれば、相手の主張の根拠を必ず質問してください。
・相手弁護士がその質問に対して、こちらが納得できる根拠、理由を説明できるかどうか。そこを見極めて下さい。
・誠意ある説明をしない、説明をきいたがやはり納得できる理由の説明がない、相手の主張をしているだけだ、ということであれば、なにひとつ譲歩する必要はありません。
・もし相手弁護士の説明に納得できるものがあるのであれば、こちらも誠意をもって、前向きな解決策(どこを譲歩していくのか)を提案したり、提案させたりして、話を進めていってください。
このアドバイスに素直に従うと(とくに理屈っぽい方もとい論理的思考力のある方は)、かなりの数の疑問、質問を相手方弁護士に投げかけることになります。
相手方弁護士としては、対立当事者ご本人からの疑問、質問ですので、答えないわけにはいかない。
かといって、なんでもかんでも正直に回答しすぎるわけにはいかない。それをやると、自分たちの言い分に根拠がなかったり、根拠が弱いことを認めることになってしまうのです。バカ正直な回答は交渉上必ずしも正解ではないのですね。そんなわけで、相手方弁護士としては、その匙加減がむずかしく、弁護士としての力量が問われることとなりますが、意外と、隙だらけの適当な回答をよこす弁護士が多い(とくに男女問題、離婚問題の場合。あくまで私の印象ですが)。
おそらくこれは、こちらの当事者のことを、所詮素人だと舐めているのだと思いますが、これじゃあ、解決できる話も解決できなくなるし、あとでこちらの当事者が正式に弁護士をつけてきた場合に、恥ずかしくならないのかなぁ、裁判の証拠に使われたらどうするのかなぁなどと、余計なお世話ですが、少しだけ心配になります。
弁護士がついていようが、ついてなかろうが、とにかく根拠(ツボ)をおさえた交渉を!
そんなわけで、相手方に弁護士がついているのと、ついていないのとでは、どちらかというとついていてくれた方が弁護士としての私(青島)はラクですが、当事者の方としたら、相手方に弁護士がついているからといって、自分もあわてて弁護士をつける必要はありません。堂々と自分の主張、疑問、質問を相手方の弁護士に伝えて、その弁護士がどのような対応をしてくるものかというのを、じっくり、焦らず、見極めながら進めていけば、言い負かされて不本意な決着となってしまうことは避けられるでしょう。とにかく、結論に至る根拠、理由があるものか、ひとつづつ確認しながらすすめていくのが大切ですね。
アドバイスをお願いします。子供が相手の子供にバッドで口を怪我させられ、相手の親に矯正が必要なため矯正歯科に行くことを伝え、矯正の費用の書類と診断書を用意して伝えたところ、お金を用意するのに時間が欲しいと1ヶ月待たされました。その間に弁護士2〜3人に相談したらしく、1ヶ月後に出た答えは90万以上用意はしたが30万しか払いません。相手の家庭の事情があると私は黙って待っていました。挙句、奥さんが財布を握ってるとか言って、たまたま奥さんにお会いしたときに話をしたら全部嘘でした。ご主人がお金の管理をしていた。私は何も誠意を示されずに待たされたのが信用できずに、とりあえず用意してることを示して欲しくて30万を振り込んでもらいました。せめて、半分を用意してもらい残りは自分で負担しようと思って話をしてたのに、言ってることが全部嘘ってわかったので、奥さんが残りの分を分割で払うと言ったので2万を翌日に振り込んでもらいました。ご主人が弁護士に依頼して、30万で示談したことになってるという文面を送ってもらいましたが、事故当日の日付も金額も言ってる内容も違っています。30万は確かに振り込んでもらいました。バッドもうちの子が持ってきた物とか、うちの子が突っ込んで来たから過失があるとか、事実でないことを記載してたり、相手の弁護士も上から偉そうに言われたのが納得いきません。お金の金額ではなく、人間としてのモラルの問題が許せない。でも、相手が弁護士でまともに話ができません。弁護士の立会いのもと、相手と話をさせて欲しいと言ったのですが、それもしてもらえません。弁護士の前だと嘘もつかないと思ったのでお会いして、真実を話して謝って欲しかっただけです。口の傷は縫ったので、一生消えません。被害を受けた子供は痛い思いをしたのに、過失があると言われ、腹立だしい気持ちでいっぱいです。どうにか、相手の嘘を認めさせる方法はないでしょうか?お願いします。
個別に、メールさせていただきました。
友達とのいざこざで絶縁と言うことになり、立て替えたお金及び渡した品物を
返品して欲しいとお願いしたところ、相手が弁護士をたてて全くこちらの
言い分は聞けないと、不服があるなら弁護士をたてて、裁判をしてくださいの
一点張りで話にならない状態です。貸したDVDも半年以上返して貰えず、
和解書を書けば返品すると言われどうすれば一番ベストなのか、ご意見を
お聞かせください。
HM様
相手が弁護士をたてている以上は、弁護士とやりとりをせざるをえず、その弁護士が事実上の交渉を拒否(こちらの要求に応じるつもりはない、文句があるなら裁判してくださいとしか言わない)している以上は、こちらとしては、後は、法的措置(裁判所を利用した手続)をとるしかないでしょう。
ただし、裁判を起こすとしても、
・立て替えた目的、立て替えた日時、立て替えた金額、いつ返済する約束になっていたのかについて具体的に主張する。
・貸したDVDの内容、貸した日時、いつ返却する約束になっていたのかについて具体的に主張する。
という作業が必要です。
まずは相手の弁護士に対して、
・立て替えた事実自体を否定するというのか(立て替えてもらった事実がない)
・立て替えた金額をもう返済したというのか
・DVDを借りた事実がないというのか
・DVDは受け取ったが、それはもらったというのか
・DVDは借りたが、もう返したというのか
そのあたりの事実関係を回答するように求めたほうがよいですね。
それでも話にならない、裁判をしてください、というようであれば、やむを得ないところですが、訴訟に踏み切るしかないでしょう(諦めきれないのであれば)。
ちなみに、和解書を書けば返品すると言われているとのことですが、どのような意味でしょうか。
こちらが主張している立て替えの件について、そもそも相手方ご本人が返済する気が一切ない(お金は一円も払わない)との主張をしていて、そこを確約をしてくれるのであれば、DVDはすぐ返しますよというようなことを言ってきているということでしょうか。
先方はまさに交渉(落としどころを想定したかけひき)をしているものなので、こちらもそのような譲歩(立替金の減額を認めてあげる)が可能であれば、譲歩した内容の和解書の調印に応じてあげるということでもかまいませんし、そのような譲歩はする必要はない、そんな駆け引きに応じることはできないということであれば、前述のとおり、立て替え金の返済とDVDの返却を求めた訴えを裁判所に起こすということになると思います。
もっとも、裁判にはコスト(時間と労力と弁護士を頼む場合は弁護士費用)がかかります。
立て替えた金額、貸したDVDの価値、友達としての価値、このいざこざに時間と労力をかける価値を総合的に判断して、本当に裁判所に訴えるのか、ある程度の譲歩をして裁判をせずに終わりとするのか、悔いのないようにご決断してください。
青島先生。
夫が喧嘩で出て行った数日後、弁護士さんからの通告書が届きました。円満離婚をしたいという内容でしたが、理由がぼんやりした理由でなかなか納得が出来ないのです。本人がとにかくカーッとなりやすく飛び出して行くタイプなので後先考えずやっている感じがして悲しいです。こんなご時世ですので(コロナの件で収入がなくなっているはず)出来るだけ無駄な費用はかけさせたくないのですが、やはり調停までやるしかないのでしょうか?どうにか話し合って離婚を回避し最低料金で終わらせたいのです。おかしな質問ですみません。ご回答いただけたら幸いです。
それは大変ですね。
夫が出ていったまま、今も戻らないということなのですね。
出ていくまでの経緯が重要なのですが、そこの情報が私にはありません。
が、ここでは便宜上、最悪の場合を想定した見通しと助言をお伝えします。
(以下の私からの助言が、自分と夫とのケースには当てはまらないということであれば、それはそれとご理解ください)
まず夫はnonoさんが思っている以上にこれまでの夫婦生活の何かに耐え続けていて、今度こそ本気で離婚を考えている(決断している)のかもしれません。
男性が離婚問題で弁護士に相談するのは、私見ではありますが、女性が弁護士に相談することよりもずっとハードルが高いです。
精神的にもう本当に限界が近いというところまでいかないと、男性は、弁護士などに頼ろうとしないことが多いのです(あくまで私見ですが)。
また弁護士に相談してみるというレベルと、実際に弁護士を代理人としてつけるというレベルもまた一段違います。
相談を受けてみて、とりあえず気持ちが落ち着いたので、まあいいやと、またしばらくは元通りの夫婦生活に戻っていくということも十分ありうるところ、
夫が単なる相談にとどまらず、実際に弁護士をつけて、妻宛に離婚しましょうという通知をよこす、というのは、
その夫からしたら、悩みに悩んで、かなりの一大決心をしたうえでの行動である可能性が高いです。
極端な話、弁護士をつけてまで離婚を望む夫は、
もう本気で離婚するしかない、
しかし妻は話し合いが通じる相手ではない、
かといってこのままの同居継続は地獄である、
ここで離婚をしないと本当に自分が死んでしまう、
というぐらい精神的に追い詰められている可能性があります。
どうですか?
nonoさんとして、自分の夫がそこまで追い詰められている可能性について考えてみたことはありますか?
収入が少なくなってくるなか、それでも弁護士費用をかけてまで、離婚をすることを通告してきた夫の気持ちを探ってみてください。
夫の決意が固い場合、「離婚を回避して最低料金で終わりたい」などという話で終わるわけはなく、夫は弁護士と力を合わせて離婚の実現にむけて離婚調停の申立てをしてくるでしょう。
こちらが離婚調停を申し立てなくても、夫のほうから申し立ててくるのです。
もっとも、離婚調停はあくまで話し合いの手続きです。
この手続において、nonoさんが離婚を拒否する限りは、すぐの離婚ということにはなりません。
調停が不成立で終わった後、夫が離婚訴訟を起こしてくるかどうか。
そのような流れにはいっていきます。
今一度、なぜ夫がこのような行動を起こしているのかということについて、婚姻後今に至るまでの一切の事情をふまえて、分析してみてください。
そのうえで、なぜ離婚が回避されるべきといえるのか、nonoさんなりのご主張があろうかと思いますので、それを夫の代理人にぶつけていってください。
検討を祈ります。
お返事、ありがとうございます。
夫はいつも問題にぶち当たると、何ヶ月に一回は連絡を取れなくなる人でした。そして数ヶ月すて冷静になったら何事もなかったように戻ってくる人でした。それは結婚したら治るかと思ったのですが治ることなく結婚したから離れるには離婚だ。という最終手段に出てきたという感じです。単純に私も話すという事から逃げたいという事にして弁護士さんに全て任せる。という事なのだと感じております。今までの2人の関係を知る友人たちに聞いてもらっても、とにかく今はもう全て考えられないくらい暴走しているからどうにか止められないか。と言われております。しかし、もう相手には弁護士さんが付いているのでその弁護士さんにその辺りをどのように伝えればいいのかが分からずにおります。弁護士さんはきっと外面のいい夫の話しか聞かないでしょう。もし弁護士さんにきちんと内容を聞いて、本人が本気でしたら私もきちんと向き合いながら話を聞こうと思っています。本人は弁護士さんをつけるということがどんなに大変なことなのかさえも分からない状態になっているのだと思います。アンガーコントロールができなくて病院に1度行ったのですが、合わないと言って行かなくなった過去がある夫です。やはり弁護士さんにきちんと聞きたいと
連絡を取るべきでしょうか。それともしばらく向こうから連絡があるのを待つ方が良いのでしょうか?
ながながとすみません…よろしくお願いいたします。
夫が弁護士をつけている以上、夫と向き合うのであれば、今は夫の弁護士と向き合う必要があります。
私からお伝えできることは、先日、すでに回答したとおりです。
>お伝え今一度、なぜ夫がこのような行動を起こしているのかということについて、婚姻後今に至るまでの一切の事情をふまえて、分析してみてください。
>そのうえで、なぜ離婚が回避されるべきといえるのか、nonoさんなりのご主張があろうかと思いますので、それを夫の代理人にぶつけていってください。
連絡をとりたくないのであれば、とらないのもひとつです。
ただし、夫と夫の弁護士が、離婚調停を決断しているのであれば、こちらから何も連絡をしなければ、先方から離婚調停を起こしてくるという流れになるでしょう。
夫の人となりをnonoさん自身として分析して、そのような夫とnonoさんが、婚姻生活を続けることが幸せなのかどうなのか。
生活が困るのか、困らないのか、心が困るのか、困らないのか、世間体が気になるのか、ならないのか、夫の思うとおりの結論になるのが嫌なのか、そうでないのか、私は離婚したくないのか、してもかまわないのか、一体自分は何に悩んでいるのか、結局自分は何を求めているのか。
よく考えて、決断してください。
(※これ以上のご質問は有料での法律相談をご利用ください。)
青島先生。
いろんなことをよく考えて
わたしも弁護士さんをお願いすることも含め
結論を出そうと思います。
忙しい時間を割いていただき
本当にありがとうございました。
青島先生良ければアドバイスお願いします。
歯科矯正専門クリニックで私が歯科矯正をする為に検査代金5万円弱と着手金44万円弱を支払いました。
クリニックの都合で2度器具の装着を断られて先延ばしにされました。
電話にて今後も治療がこちらの病院では難しくキャンセル続く場合は治療の中止は可能か。また5万円と44万円の返金は可能かを問い合わせました。
事務方では返答出来ないので、院長の方から回答すると言われて回答が当院での治療を希望されない場合は既にお支払い済みの料金を返金させて頂きますので、お振込先をお知らせくださいませ。という事でしたので返金を希望して口座を送りましたが検査代金を返金して貰えていない状態です。
経緯です。
初回来院日今年1月17日
先生の指示で1ヶ月後の予約
2月12日術前検査を実施
クレジットで5万円弱を支払い
次の予約1ヶ月後の3月以降と言われ、
3月4日歯科矯正の進め方の説明
この日に着手金の44万円弱を当日に振込にて支払い。
1番早い装具設置可能日が4月と伝えられて4月1日の予約を取りました。
3月31日に電話にて事務員より4月10日まで臨時休診にするので取り付けが出来ないと言われ4月10日に予約変更。
4月7日に4月は取り付けが出来ない5月の半ば頃になるかもしれない変更可能かと事務員に電話で聞かれて、今後も当面このクリニックでは装着設置は出来ないかもしれないと言われたので矯正実施の中止とキャンセルの場合に5万円と44万円の返金は可能かを聞きました。
事務員では返答出来ないので後日、院長から返答をしますと電話を切りました。
8日の夕方にメールにて
【⠀ご連絡が付かないためメールにて失礼いたします。
政府の非常事態宣言を受け、コロナウイルス感染拡大の防止のため、当院は皆様に、緊急を要する治療を除き、四月の診療の延期をお願いしております。
大変申し訳ございませんが、
装置のセットは4月は行うことが出来ません。
セットには、飛沫の伴う処置が必要なためです。
また、当院での治療を希望されない場合は
既にお支払い済みの料金を
返金させて頂きますので、お振込先をお知らせくださいませ。
院長⠀】
というメールが届きました。
この時点で回答も遅く、昼休みの時間帯に電話をかける事やメールにて電話可能な時間の問い合わせ等の対応もせずに大事な話をメールで済ませる態度に大切な歯を任せられないと思い、返金希望のメールを口座と共に簡潔に送りました。
その後、一切病院からは説明も連絡もなく口座を確認したら着手金のみ返金されていました。
検査代金と着手金を希望し伝えていたので電話で検査代金の返金求めましたが高圧的な態度で返金する義務はないので今後は弁護士を立てるので弁護士と話すようにと言われました。
4月11日にメールにて
【⠀返金のご要望に関しましては、経緯を把握する代理人を立てましたので今後はそちらにご連絡をお願い致します。下記にご案内いたします。
医院にご連絡を頂きましても、現在は急患対応を必要とする患者様を最優先と致しますので、ご対応致しかねます。
なお、近日中にご自宅に受任通知という書面が届きますので、ご確認くださいませ。
弁護士名 ⠀】
という文書が送られてきている現状です。
こちらの主張としては、
歯科矯正に対しての検査代金の為、5万円の返金は正当な主張と考えています。
また5万円と44万円の全額返金を希望すると伝えており、それに対しての回答が既に支払い済みの代金は返金すると答えているので全額返金すべきだと考えています。
法律的に5万円を返還する余地はないのでしょうか?
N様
納得できないお気持ちはよく理解できます。
結論的に返還を求めうる余地はあると考えます。
今後の対応としては、すでに先方歯科医院が、あとは弁護士を通すと言ってきている以上は(もうこの対応が、許せないとのN様のお気持ちを加速させているのかもしれないですね)、先方弁護士からの通知にどのような理屈で、返金をする義務はない、との結論が書かれているのか。
それに対する反論を考えることですね。
その反論のほうが通る可能性、通る可能性がある反論はないのかといわれたら、ないこともないのでは?というのが現状いただいた情報限りでの私の見解です。
ざっくり回答ですみません。
いただいた情報限りでの回答は以上となります。
紛争の額が5万円ということで、さらに法律相談料を出すのもなぁというお気持ちかもしれないのですが、本気でのご相談ということであれば有料の法律相談をご利用ください。
(※補足:N様が検査前の段階で、何かの書面にサインをさせられていて、その書面には、検査代は事情の如何を問わず返金はしない、というような記載があるのかもしれないですね、歯科医院側の強気な対応の背景には。ただし、そうであっても返金要求する余地がないかどうかは、事情の一切を総点検、総分析したうえで結論を下すべきなので、やはり現状いただいた情報量を前提とするご質問への回答としては、5万円の返金要求ができる余地はない、とはいえないのでは?というところとなります)
アドバイスありがとうございます。
検査の際に契約書は交わしておらず、注意事項も伝えられませんでした。
また歯科矯正を始めるにあたっての契約書も一切サインしていません。
送られてきた書面には、検査代金は検査自体の対価でありその後の治療の有無に問わず、検査を実施して説明をしているから返金する余地はないと書かれていました。
またコロナの影響で治療が延期なっていて厚生労働省からは延期に事も考慮すべきと通知がきている。したがって治療開始することになった事情が検査代金の返還を基礎づけることはないと考えます。という文書でした。
初めに延期を求められた際に厚生労働省の通知はありませんでした。
また業務停止命令の通知ではないので返金しない理由にはならないと考えています。
病院と私の約束は既に支払いしている代金は全ての返金するというものでした。
弁護士の方から送られてきた文書は、当たり前なのですが一方的で、やはり病院の都合で治療開始を延期していることしか書いていないと思います。
これを受けて弁護士に電話をしましたが全く聞き入れてくれず全く言っている意味が分からない。話にならないので一旦切りますと切り上げられてしまいました。
おそらくこの先も先方の弁護士は、N様の主張を受け入れることはないでしょう。
費用対効果という大問題はありますが、
法的には、当該歯科医院に対して、
・支払督促の申立
・訴訟提起
・民事調停
という手続きをとってみてよいかもしれません。
それぞれの手続きの特色の説明は、ここでは端折ります(ご自分で検索してみてください。情報はすぐでてきます)。
交渉を継続する(書面、電話を通じて、こちらの見解を伝え続ける)、法的措置をとるのいずれにせよ、事実を踏まえた、冷静(態度、文面)な主張を行うことが必要です。
Nさんの主張、事実分析を、Nさんに有利に組み立てるのであれば、
・検査はあくまで矯正治療に入ることを当然の前提としたものであること
・その後の治療の有無に関わらず返金無用との論理は、歯科医院の一方的理屈である。
・検査は治療と一体のものであり、矯正治療をやるやらないの判断は、この検査を受ける前に終わっている。
・矯正スケジュールが歯科医院の一方的都合で変更されたことは、本来、歯科医院側の債務不履行と評価しうるものであること
・治療スケジュールの遅延は、医院側にとってのみならず、患者側にとってもその生活に影響を及ぼす重大な事情であること
・現状で検査は完了したから返金無用との議論が成り立つのであれば、検査自体も歯科医院側の一方的都合で延期されていたほうがまだましであること。
・検査はやったらから返金しないとの理屈は、その後の治療延期(緊急事態宣言発令前の延期)を歯科医院側の一方的判断で行ったこと、当該歯科医院による治療を行わないのであれば、その検査自体が無意味になること、他の歯科医院で依頼する場合、再度の検査が必要になること等の諸事情を無視した理屈であり、受け入れられないこと。
・代金返還の議論がでてきた際にも、既払い代金については全額を返金することを歯科医院側自ら院長名で説明したゆえに、こちらは当該歯科医院での矯正治療をやめる決断をしたものであり、その際、検査代金は返さないなどの条件をつけていないこと
・歯科医院側からの説明をうけて、治療のキャンセル、返金を求めることとしたことをもって、本件矯正治療に関する既払い金額全額の返金合意が成立していること。
・それを検査代は別です、返金対象外ですとの議論を、あとになって持ち出すのは、すでに成立した返金合意違反にあたること
といったところを、交渉でも裁判手続上でも主張していくことになろうかと思います。
あとは落としどころとして、5万円満額の返金にこだわらず、痛み分けといことでせめて半額(2.5万円)は返して下さい、このまま検査代を1円も返金しないのであれば、歯科医院ばかりが損がなくて(矯正治療に入らないのだから返金しても負担はない)、別の医院で改めて検査代を負担しなければならない私ばかりが損(検査料の二重負担)をする。
これは損害の公平な分担の見地からみて、極めて不公平であると考えますがいかがでしょうか、といった議論をしていくということもひとつですね。
以上、思いつくままに記載しました(列挙した主張のうち、実態と違っている、Nさんの認識と違っているところはもちろん主張しないようにしてください)。
検討を祈ります。
(※これ以上のご質問は有料での法律相談をご利用ください。)
遺産分割協議中です。相手方が弁護士を雇いました。その旨の通知があり協議の進展が無いままでしたので、私のほうから弁護士にハガキを送ったり、以後の予定を弁護士事務所に問い合わせたところようやく連絡がありました。ここまでに約4ヶ月経過しております。更に自身の相続希望を伝え1ヶ月経過しております。弁護士さんの仕事ってこんなに遅いんでしょうか?。解決までに、数月どころか年単位の期間を覚悟しないといけないのでしょうか?。今のところ私は弁護士に依頼せず、相続税は未分割で納税済みです。早期解決を図りたいのですが弁護士相手に調停を申し立てなければならないのでしょうか?
遺産分割協議が思うように進まないというお話ですね。
相手が弁護士をつけたということは、相手は弁護士をいれない限りは、k.kさんとの話し合いがつくことはない、と判断したと考えるのが自然です。
相手がつけた弁護士は、あくまで相手の利益を守ることを使命とする立場ですので、相手がつけた弁護士が、こちらの思う内容での回答をしてきたり、こちらの思うペースでの対応をしてきたり、ということにはならないことも多いものです。
なので、こちらとしては、弁護士とのやりとりだけでも疲弊してしまうという面もあるでしょう。
ここでは、k.kさんの相手の弁護士の仕事が本当に遅いのかどうなのかを判断することはできません。
もし遅いのだとしても、それが弁護士のせいなのか、相手ご本人のせいなのか、その原因がどこにあるのかについても、判断する材料がありません。
このまま協議(裁判外)による解決を目指していても、時間がかかりすぎると判断されるようであれば、k.kさんのほうから、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立ててしまうこともひとつです。なお、この場合は、弁護士を相手に申し立てるというわけではなく、あくまで共同相続人の方を相手方にして申し立てることになります。
その決断もまだできない、ということであれば、「早く返答してください」「いついつまでに返答などがなければ、遺産分割調停を申し立てますが、いかがされますか」という連絡を、先方の弁護士にいれてみてもよいでしょう。
ありがとうございます。先生の回答が早くびっくりしました。検討してみます。
こんにちは。こちらで質問をさせていただいてもよろしいのでしょうか?
今離婚調停中です。
コロナの影響もあり1年越しとなっております・・・。
私は夫から、家を売って、裁判になったら親権も奪い取るから、
10日以内に準備しろとの脅迫がすごく、知人に相談したところ、
すぐに弁護士さんに相談したほうが良いとのことで、あっという間に
紹介してもらった弁護士さんに依頼してしまいました。
結果、私から婚姻費用と調停の申し立てをしたのですが、
夫は自分は弁護士を雇うつもりもないし、弁護士のことも嫌いだからと
ずっと弁護士ではなく私に連絡をしてきておりました。
(私→弁護士さんに報告・・・みたいな)
弁護士さんも昔ながらの方で、連絡はすべて書面となり、
意思の疎通にかなり時間がかかっております…。
とはいえ、夫から、子供と会えれば待遇は考えると、
LINEが届き、私は弁護士さんに、そこについて夫とやり取りをしてほしいと
お願いしたのですが、調停外でやり取りは、基本的にしたくない、とのこと。
もう、コロナで調停も延び延びになってしまっており、
私も子供たちも、何も決まらない状態に疲弊しておりますが、
それは普通のことなのでしょうか?
(夫が毎回決まった書類を出さないので、費用面もほぼ決まらない状態です)
できれば、私の代わりに夫ともっとやり取りをしてもらって、
調停では書面を決める、くらいの感じが望ましいのですが。。。
夫も毎回コロコロ意思が変わるため決まるものも決まらずで
困り果てております。
それを夫とやり取りして進めてもらうイメージでした…
離婚調停中とのことで大変ですね。
各地の裁判所もコロナの影響で期日キャンセルや再調整などで、その混乱はまだ収束していない状況です。
思うように進まず、気をもんでしまう状況が続いているのだと思います。
しかしながら、調停すらしていない状況と比べると、話は進んでいないようで、実際には進んでいるという面もなくはないので、どうか前向きに考えていっていただければと願うものです。
というわけで、いただいがご質問に対し、なるべく前向きな視点をもちながらの助言をさせていただきます。
(今依頼している弁護士を否定的にみたところでいいことがない場合が多い)
こちらが弁護士をつけて調停をしたのに、相手が弁護士をつけないということはめずらしくありません。
特に離婚紛争の男性の場合は、女性と比べると、弁護士が嫌い、弁護士に依頼するのが嫌だ、という感覚をお持ちの方は多いという印象です(おそらく、男性側は、責められる側、お金を取られる側という意識が強いのでしょう)。
Matuさんの夫もそのタイプの男性なのでしょう。
で、そのような感覚をお持ちの方は、弁護士からの通知内容(今後一切の連絡は本人(ここではMatuさん)ではなく、弁護士宛にするように。本人宛の連絡は厳に慎むように。といった趣旨の通知内容)を平気で無視して、弁護士をすっとばして、相変わらず、直接の本人(ここではMatuさん)への連絡をやめないということもめずらしくありません。
なので、Matuさんの場合もまあ、あるあるといえばあるあるといった話ではあります。
このような場合、弁護士としてとるべき対応は、ふたつ。
ひとつは、依頼者に対し、夫からの連絡に一切反応しないように指示をし、夫に対しても、連絡はすべて代理人である私(弁護士)宛にするよう警告する(やめるまで警告しつづける)。夫が何を言おうが、何をしたかろうが、夫婦間の直接の連絡を絶対に禁止させる。そのかわり、弁護士宛に連絡がきたものについては、必要な対応はとる(言いなりになるという意味ではない)。
もうひとつは、あえて泳がすことにして、夫からの連絡内容を適宜ご本人(Matuさん)から報告していただきながら、必要な指示をご本人(Matuさん)に出して、夫婦間の必要なやりとりを推進させる。
Matuさんの場合は、依頼した弁護士がどのように考えているかは別として、結果的には後者のような対応になっているということですね。
で、このこと自体も必ずしも問題ではありません。
夫からの要求事項にもよりますが、実際の夫婦間のやりとりのすべてを弁護士を介していたら迂遠ですし、弁護士として付き合いきれないような話題のやりとりというものもあるため、離婚調停中といえども、夫婦間の意思疎通が可能なのであれば、そのような夫をあえて泳がせて、必要なやりとりはご本人同士にやっていただくこととしたところで、当たり前ですが、とくにその事自体に不利益はないからです。
もちろん、夫の人格性格過去の行状現在の態度、発言内容等の夫婦に関する一切の事情から、夫からの連絡接触自体が、今の妻にとっては、苦痛極まりない、恐怖にほかならないというような事情がある場合や、夫からの連絡内容自体が支離滅裂、意味不明、争点や協議と関係がない場合などは、弁護士が壁となり、夫から妻への直接の接触を止める必要があります。
その意味で、このままのやりとりを止めるべきかどうかは、Matuさんのケースが、どのようなケースかによりますね。
弁護士さんの連絡方法がすべて書面というのは、Matuさんとのやりとりが、電話もメールも使わずにお手紙やFAXのみということなのでしょうか。そうだとすれば、これは気の毒ですね。無意味に時間がかかりますので。
弁護士が調停中に、調停外でのやりとりを嫌がるのは、ケースによってはありうると思います。
調停外での話し合いだと話にならないゆえに調停をやっている以上、調停外でのやりとりをしたら、せっかく調停でひとつひとつ進めてきているものを、かえって混乱させることになるというケースはあり得るものではありますので。
もちろんそのようなケースでも、必要な場面で、必要な連絡や折衝を調停外で行うことはありえますので、Matuさんのケースの場合もそのあたりが、その弁護士さんの判断が正しいのか、どうなのか、という問題ですね。
>もう、コロナで調停も延び延びになってしまっており、
>私も子供たちも、何も決まらない状態に疲弊しておりますが、
>それは普通のことなのでしょうか?
>(夫が毎回決まった書類を出さないので、費用面もほぼ決まらない状態です)
とのご質問については、具体的事情が不明なのですが、一般論でいいますと、婚姻費用の議論は1年もかけてするものではありませんので(双方折り合いがつかなければ、双方の収入資料をもとに最後は裁判所が決めてしまう)、1年以上も何も決まらないというのは、なんでだろうねという印象ではあります。
ただ、夫婦の一方は離婚したいと言っている、他方は離婚をしたくない(できれば離婚したくない)と言っているというようなケースであれば、のらりくらりと話が進まず、一方が他方に振り回されて、調停の回数が(結果的に)無為に重ねられるということはありうるといえばありえます。
そうならないように狙った流れになるように進めていくのが弁護士をつける意味でもありますが、調停がどのように流れていくかは、弁護士の力量、相手方の対応、調停委員の対応の化学反応で決まりますので、Matuさんの場合、どこまで弁護士さんがやってくれていないのか、あるいはちゃんとやってくれているのに(結果的に)思う流れになっていないものか、については、いただいた情報限りでは、部外者のわたしが判断することは難しいですね。
>できれば、私の代わりに夫ともっとやり取りをしてもらって、
>調停では書面を決める、くらいの感じが望ましいのですが。。。
→
ここはしつこいと思われたとしても、Matuさんが、担当弁護士に何度でも連絡、お願いをして、Matuさんの希望を繰り返し伝えること、Matuさんの希望どおりに進めてほしいことを伝え続けるしかないと思われます。
>夫も毎回コロコロ意思が変わるため決まるものも決まらずで
>困り果てております。
→
このような相手であることは、もうわかっているのですから、そこをふまえての対応をしましょうということだと思います。
この先調停はどうなっていくのか、どういう見通しなのか、これまでの調停の流れは想定どおりなのか、悪くないのか、どうなのか。今からでも遅くありませんので、依頼した弁護士さんに、聞きたい質問や疑問はすべてぶつけてみる、現時点での最善策はどのような対応なのかというところを、今一度、よくよく話し合ってみることが必要だと思います。
早期に解決できますよう祈念しております。
こちらで質問させてもらってもよろしいでしょうか?
主人が前の職場の人から弁護士を通した手紙が届きましたが、受け取り拒否しました。
内容はたぶんその人から主人が借りたお金を返せというものだと思います。
借りた覚えもないし、それを知ってる人もいないと思うけど、と証拠もないようなのですが、お金を返せ、誠意を示してという葉書や手紙は何通か来てきましたが、なんでくるのかわからないといい無視してきました。
引っ越しをして住所を知らないはずなのに調べてまで送って寄越すので気味が悪いです。
前の家を引っ越す直前には切手の無い葉書を入れてたりしてたのでここにもくるのでは?と怖くてたまりません。
裁判になった場合、こちらは何も証拠も証人もなしで知らないの一点張りになってしまい、勤めていたときの状況くらいしか説明できないので、こちらも弁護士を雇ったほうがいいのでしょうか?
主人がわりとすぐキレやすいタイプなので、おとなしく交渉できるか心配があるのです。
仕事を辞めてから何年もたったあと訴えてくるのもわかりません。
証拠があるならもっと早く言ってくるのでは?とも思っています。
ご主人が、実際にお金を借りた事実があるのか、どうなのか。
当事者ではないemiさんにとって、そこの見極めが何より大切です。
そこの見極めがちゃんとできていますか?
ご主人がお金を借りた事実がないにもかかわらず、相手からの請求がとまらない、気味が悪くてたまらない、ということであれば、弁護士をいれて、相手に対し、そのような行為をやめるよう警告をすることは、ありうる選択肢です。
そして、ご主人やあなたが、この件について、もう自分の手に負えない、(紛争対応、紛争解決の)専門家の助けが必要だと切実に感じているのであれば、弁護士をいれて、対応してもらえばよいでしょう。
そこまでの切実さがないということであれば、自分たちで対応していくということですね。
また、本当に借りていないのであれば、裁判を起こされたところで(対応する時間と労力はかかってしまいますが)、お金を借りた事実はない、とこちらの言い分を堂々と主張すればよいだけのことです。裁判上、相手が、こちらにお金を貸した事実を証明できないのであれば(何の証拠も提出できないのであれば)、裁判所は、相手の主張を認めません。
裁判のことを先回りして心配する必要はありません。
ご主人が実際にお金を借りた事実がある(あるいはその友人に対してなんらかの借りがある)ということであれば、相手が請求行為をやめないのは当然ということになりますので、それを無視し続けたところで、相手からの請求もとまらないし、最後には裁判を起こされる、ということもありうるでしょう。
この場合、無視していても解決はしないのですから、起こった出来事(いつ、いくら借りたのか、いくら返していて、いくら返していないのか、相手とご主人のこれまでの関係性等々)をふまえて、相手との折り合いをつけるためのやりとりをするべきですし、直接のやりとりをするのがつらい等の事情があるのであれば、その交渉のために弁護士をつけて対応していくという選択肢もあるでしょう。
いずれにしましても、ご主人の主張が真実なのか、どうなのか。
その見極めがそもそもできているのかどうなのか。
そこが肝心です。
私見ですが、私が、人と話をして、この人は嘘をついてなさそうだと判断する場合、そのような人は、証拠の有無など気にしておらず(証拠があろうが、なかろうが)、堂々と、自分が体験している事実を主張しますし、聞かれた質問に対しても、話し惜しみをしません。とにかく自分の主張の正しさ(真実性)を、相手に対してであれ、身内(ここではemiさん)に対してであれ、熱心に表現しようとします。
反対に、私が人と話をして、この人はやたらと証拠の有無を気にしているなと感じたり、なんで質問にはっきり答えないのだろうなと感じたりするときは、私としては、その人の話を信じ切ることは難しく、この人はどうも嘘をついているな(嘘をついていなまでも、なにかを隠しているな)と判断します。
emiさんからみて、ご主人が本件についてどのような話しぶりなのか。
今一度、吟味検討しなおすことをおすすめします。
はじめまして、離婚のことでご相談させてください。
夫と現在家庭内別居状態なのですが、先日夫の弁護士より離婚したいということで連絡がありました。
特に決定的な事件があったということではありませんが、性格の不一致等で夫婦として今後続けるのが難しいということです。
私は今後の生活の不安から、多少の不満があっても夫婦関係を続けていきたいと思っています。
夫の弁護士は夫の意向もあるとは思いますが、個人的に別れさせたいと思っているように思いますので、弁護士を介さずに話し合いをしたいと思っていますが、可能なものでしょうか?
また私には弁護士がついていませんが、今後離婚回避に向けて弁護士を雇った方がいいと思われますか?
別居していないにもかかわらず、夫が弁護士をつけているということは、子どもの存在そのほかの理由から、別居に踏み切れないものの、離婚すること自体には強い決意があり、しかも、夫婦同士の話をしても話にならないと結論付けている現状にあると思われます。
nakaさんが夫婦同士での話し合いができるはずだ、現に毎日夫は家にいる、なんで夫は私を無視するのだろう等々の思いがおありかもしれませんが、おそらく夫としては、妻と話をしても永遠に平行線であり、話せば話すほど、話はこじれるし、自分も辛い、もうお願いだから話しかけないでほしい、離婚前の別居に踏み切らないだけましだと理解してほしい、お願いだから弁護士経由で話をしてほしい、という思いなのだと思われます。
nakaさんが夫婦での話し合いをしようとすればするほど、夫の心はもっともっとnakaさんから離れていくという現状はすぐには変えられないと考えたほうが現実的ではないでしょうか。
ただnakaさんも悲観する必要はなくて、夫がいくら離婚をしたくても、nakaさんがそれに応じない限りは離婚は成立しませんし、夫がどうしても離婚をしたいのであれば、まずは離婚調停を起こし、それでもnakaさんが拒否すれば調停不成立となり、最後は夫が離婚訴訟を起こさなければなりません。
現在の夫がそこまでの覚悟があるとしても、nakaさんが離婚を拒否し続ける限りは、まだ当分は離婚が成立することもありませんし、明確な離婚事由がない限り、夫が提訴しても、離婚が認められない可能性もあります。
なので、nakaさんとしては、夫の心の状況、双方の経済状況等々、現実を細かく分析して、離婚回避のために、自分がどのような振る舞い、行動をしていくべきか、夫の心を解きほぐすには、どのような振る舞い、行動をしていくべきか、といったところをよくよく考えてみていただければと思います。
夫の心がここまで離れていることの原因がどこにあるのか。
その分析を踏まえた対応をしていかないことには、関係の改善は難しいという印象です。
nakaさんが弁護士をつけるかどうかはnakaさんが決めることです。
誰でもかまいませんので、自分がこの弁護士に相談してみたいと見込んだ弁護士を(ネット等で)探して、実際に相談してみることから初めてみることをおすすめします。
少なくとも弁護士をつけている夫のほうが、夫婦の問題の決着にむけて、本気で必死に取り組んでいるという事実は軽視しないほうがよいと思います。
はじめまして。
こちらの記事を参考にさせていただいて現在相手方の弁護士の方と直接交渉をしております。お忙しいところ恐れ入りますが、質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?
交渉をしていて感じるのですが、相手方の弁護士はやはり相手の利益を最優先に主張してきます。その主張について、疑問点を質問したり、矛盾点を指摘したりして当方の主張を訴えても、決して意見を曲げることがありません。譲歩してくることもありません。当方が折れない限り話し合いに決着がつかない気がしています。
弁護士間での交渉はどのようにしてなされているのでしょうか?素人で対応するのは無理なのでしょうか?
こちらも全くの根拠がない指摘をしている訳ではなく、判例(私がインターネットで調べられる範囲ですが…)などを伝えつつ、なぜそのような主張が成り立つのか、それは間違っているのではないか、と指摘をしても、根拠は一切回答してもらえず、そんなことはないと認めてもらえません。これが弁護士間での交渉であれば、間違っていることは間違っているときちんと認め、スムーズに交渉が進むのでしょうか?
弁護士が、交渉の相手方本人(弁護士以外の当事者本人)に対し、誠実な対応をしてくれない、ということはいくらでも起こりうる事態です。
本当にその弁護士が不誠実な場合もありますが、あくまでその弁護士はあちら側の代理人なので、こちらが答えてほしい質問に答えてくれない、こちらがやってほしいことをやってくれない、ということは当然あり得ることで、それがこちらからみると、なんだこの弁護士は不誠実だ、という印象になるということはままあるのですね。
yukiさんの場合も、相手方の弁護士は、徹底して、こちらの言い分の正当性を認めるようなことはしないで、徹底して、相手方の言い分ばかりを繰り返す、という方針なのかもしれませんし、とくに深い考えもなしに、単に、相手方の言い分だけを繰り返していれば、弁護士ではないyukiさんが弁護士の言い分に屈するだろう、というような考えなのかもしれません。いずれにせよ、yukiさんが望む対応はしてこないのでしょう。
ただ、だからといって弁護士をつけなければならないかといえば、そういうわけでもなく、相手をどのようにして自分の思う流れにもっていくか、あるいは、こちらとしてもどの程度相手の意向に沿った解決を考えうるのか、といったところを考えながら、交渉を進めていくことは十分可能です。
それが自分でできない、というのであれば、弁護士に頼ったほうがいいということになりますね。
相手方の弁護士の能力、力量、誠実さ等々にもよりますが、弁護士間の交渉だからといって、話がどんどん進んでいくとは限りません。弁護士からの、判例等の根拠をもった主張に対しても、相手方の弁護士からは、その判例は根拠にならないですとか、少なくとも現時点では依頼者が譲歩する意向はない、等々、いろんな理由により、こちらが望む反応が得られない、こちらからの要望に尽く拒絶される、ということは起こりうる事態です。
交渉は、どんな当事者か(能力、性格、置かれている状況)によって、円滑に進むこともあれば、膠着状態に陥ることもあります。双方に弁護士がついたとしても、これは同じなのです。どんな弁護士か(能力、性格、依頼者の意向をどこまで尊重するか等々)によって、弁護士同士の交渉であっても、スムーズに交渉が進まないことはあります。
ただ、手前味噌ではありますが、いい弁護士をつけることは大切なことではありますね。
難敵(相手方本人、その弁護士)を相手に、どのように交渉を前進させていくものか。
そこがまさに弁護士としての腕の見せ所なわけですので。
健闘を祈ります。
青島先生
お忙しい中、お返事ありがとうございます。
私の中では、弁護士は「真実をきちんと見定めて、そこから導き出される正義に従って行動する」というイメージだったので、相手方の弁護士であろうと第三者である限り、お互いに感じた事実を「正直に」話をしていく中で、「事実関係はこうなっているから、こちらはこれが悪いところ、あちらはこれが悪いところ」と正しく分析をした上でお互いの妥協点を見つける話し合いをしてくれるものだと思っていました。弁護士間での話し合いもそのようにして妥協点を見つけていくものだと思っていました。
でも、これは甘い考えで、ドラマの見過ぎなんですね。
実際は相手方の弁護士なので、こちら側の「敵」になる人であり、こちらからすると、「嘘」や「事実のねじ曲げ」に感じることも問題なく主張してくるものだということが分かりました。
私は「なぜ証拠も提示しているのに、事実に基づいた話ができないのだろうか」ということを疑問に思っていたのですが、弁護士との交渉とはそういうものではないんですね。もちろん、人によるとも思いますが…
現在は、幸い、「いい弁護士」の方に相談することができたので、一緒に解決策を考えてもらっています。
本当に、お忙しい中お返事をくださり、ありがとうございました。
こんにちわ。ご相談なのですが、約9~10年前の出来事に対し債権取押命令が会社にきました。
離婚後の1年後に(理由は不倫)損害賠償請求がありました。
当時病気で仕事をしていなく、相手側の弁護士さんからも支払い能力がないなら
とりあえず大丈夫と(代理で親が確認)言われたそうです。が、、、
私は県外へ引越し※住所変更をせず
度々自宅には郵送物があったそうですが、中身が証拠写真等で親は気持ち悪く、
開封せずに破棄し、住所変更をしたとのこと。
実際その後判決が下り、今まで住所を探され私の現在の職場住まいに差押命令が来ました。
支払う意思はあるのですが、元金330万に対し利息がプラスで500万円
全て自分が悪いのはわかっているのですが、、給料を差し押さえられ(1/4)の生活は皆無です。
減額交渉と差押命令の取り下げをお願いしようと思うのですが、
弁護士さんに相談しても判決は下ってるから、ひたすら謝り
頭金を準備するしかないと、、、。
着手金だけでも大変なのに、それを元手に自身で交渉しようと思いますが、
どうしようもなくなってから、また相談した弁護士さんにお願いするのはありでしょうか?
どこもこの案件を受けてくなくて、、、。
大変な状況だと思います。
痛恨だったのは、
・訴訟に出席しないまま、判決をくだされてしまったこと(この場合、相手の要求額330万円満額の支払いを命じる判決がくだされる)
・その判決に対する、不服申立てをしなかったこと(完全敗訴の判決が確定してしまったこと)
・判決確定後も、支払いに関する対応を一切とらなかったこと
・妻側が諦めずに回収をやってくることを、予測できていなかったこと
といったところなのですが、これを今更悔いても仕方がありません。
(これを読んでいる他の方は、ぜひ参考にしてください)
とはいえ、もうひとつ悲観的なことをいうと、判決で確定しているものを、さらに時間の経過もあって、決して少額ではない遅延損害金まで発生しているものを、こちらが払えないのでなんとか減額してほしいと要請したところで、相手側(元妻とその代理人弁護士)はその減額要請に簡単には応じない、むしろ全く応じないという対応をとることが十分ありうるということです。
だからこそ、相談したいくつかの法律事務所のすべてが、この減額交渉の依頼を引き受けてくれないという事態になっているわけですね。
よっぴさんのおっしゃるとおり、(ダメ元ではあるのですが)、こちらの窮状を丁寧に説明して、どうか○○円で減額合意してください、どうか毎月○○円の支払いで譲歩してほしい、等々のお願いを、丁寧に、粘り強くやっていくというのが、現状できることのすべてだと思います。
やるだけやってみて、それでもだめだから、やはりどうしても弁護士をつけたいのだということで、再度相談した弁護士のところにお願いにいくのももちろんよいでしょう。
健闘を祈ります。
こちらにご相談かまいませんでしょうか?
夫の度重なる借金と不貞行為と浪費のために家庭内別居のような数年が続き 退職が近づいた頃からさらに大きな浪費をされたことで、私が物を投げたりの大喧嘩になり夫は家を出ていきました。夫も私の首を締め上げました。
夫はそのときのことを録音していて、離婚原因を私のDVということにして離婚しようと受任通知もないままいきなり弁護士とともに来て預金通帳などを持ち出してしまいました。後できた受任通知には夫への電話などの禁止や親族への連絡の禁止など 裁判所から
でる保護命令のような要件を書いてきました。
実際には保護命令の申し立てもしていないし警察に被害届もだしていません。役所には住民票や所得証明などを本人しかとれないようにDVを理由として保護措置をとってもらっているようです。
謝罪文も要求されたとおり書き、慰謝料も払うと連絡しましたが相手側にも首を締める暴力があったことを訴えた文章に不服で
被害届をだすことを匂わせたまま離婚については調停を申し立ててきています。
調停になると長引き、婚姻費用も多くなること 夫の借金や不貞行為についても追求されることや財産分与については借金があるので今住んでいる家をこちらに渡すことで解決しようとしている様子ですが 家の名義が八割も夫の高齢の母親名義です。
母親は夫の借金も立て替えています。私は不動産を夫の退職金の半分をもらって母親から買い取れればと思っているのですが。
最初に相手側の弁護士に親族への連絡を禁じられていますので 私と私の弁護士が夫の母親に交渉することはどうしても不可能でしょうか?裁判所からの保護命令がきているわけではないので、可能性はありますでしょうか?
大変な状況だと思います。
ただし、これまでの事実経過については、今一度、ご自身で整理していただく必要があろうかと思われます。
いただいた文章の内容では、説明の内容が理解しづらいところが多く、回答をすることができません。
文章を書くのが苦手なようであれば、一度、弊所でなくてもかまいませんので、法律事務所に直接相談に行ったほうがよいと思います。
解りづらい文章で申し訳ありませんでした。熟年離婚です。私は専業主婦です。
喧嘩のDVの件は慰謝料を払って解決とし 離婚については相応の財産分与があるのなら応じたいと思っています。
住んでいる家は結婚前に夫の母親が建ててくれたものですが30年も住み愛着があり離れたくありません。
夫の退職金を半分財産分与で受取れた金額でこの家(夫と義母の共有名義で婚姻前に買ったもの)を買うということで解決をしたいと思っています。
しかしDVの主張が強くて 夫の家族への接見も禁じると相手側の弁護士が連絡してきているので、
夫と母親の話し合いで私に売るということを決めてもらうしかないのですが その話が全く進んでいないようです。
夫は借金を母親からもしている状況で 離婚の話も不動産で分与したいということも話にくいのだと思うのですが、
私と私の弁護士さんで 母親に離婚条件を話して私に売却してくださいと依頼するということは無理でしょうか?
相手側の弁護士の夫の親族への接見禁止という文書は裁判所の命令ではないので、罰金などが課せられるものではないし
どうしても無理でしょうか?ということなんですが。
アドバイスいただけないでしょうか?よろしくお願いします。