弁護士と新聞

みなさんは新聞って読んでますか?

私はここ数年は日経のみ購読(というか購入)しておりますが、あまり熱心には読んでいませんね(言っていいのかこんなこと)。速報ならネットで足りるし、濃い深い情報なら書籍でとるべきだし、結局、新聞て中途半端な気がしております。ちなみに新聞紙がたまってしまうのもいやになり、平成26年4月からは電子版のみの購読です。コストも下がりました。あ、どうでもいいですか。

日刊紙には、社会面、家庭面、政治面、国際面、文化芸能面、スポーツ面などなどいろんな紙面があり、バラエティに富んでおります。
日刊紙のなかでも、日本経済新聞は経済面に特化した新聞というわけですね。
しかし私が一番好きなのは社会面です。事件事故ともっとも身近な出来事に関する記事が満載です。
わるくいえば下世話なところもあって、紙面のなかでもっともスポーツ新聞や夕刊紙に近いともいえるでしょうか。

実は、弁護士が日常的にかかわる裁判、事件、事故というものは結局社会面のネタなのですね。
人間関係のどろどろや世の中の不条理ついて、非常に興味がある、首を突っ込みたい、という野次馬根性が強い人が弁護士になっているわけですね(え、私だけ?)。
そういうわけで、私は、本当は日本経済新聞を読んでいる場合ではなく(いやそれはそれで必要なのだが。だって私はビジネス弁護士でもあるから。)、日本社会(面)新聞というものがあれば、そっちのほうを購読したいぐらいです。
私はあちこちで言っているのですが、例えば重大事件の裁判があっても、判決文全文を引用してくれるような新聞はありません。
新聞社(記者)の好きなように切り貼りされた、要約された情報しか紙面にのっていないのです。
実はそれでは読者の理解が歪むのではないか、歪み続けた事件報道のここ数十年なのではないか、とずっと危惧しているのです私は。

そんなわけで、私が創刊したいと常々思っているのが日本社会(面)新聞なのですが、そんな名前では社会主義的イデオロギー紙と誤解されるとあれですのでそれはやめて、苦肉の策としての日本法律新聞というものを創刊したい。
「法律新聞」などというと堅苦しさが倍増どころか100倍増ぐらいになってしまうので、ほかの言い方ないものか、とここ数ヶ月考えているのですが、まだ思いつかない。

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