弁護士のものの見方、切り取り方

弁護士のものの見方|他メディアの武器とは

毎日発生する事件や事故。

カメラマンは写真で。

テレビマンは映像で。

記者やライターは文章で。

それぞれ切り取って、

私たちに伝えてくれる。

弁護士のものの見方|弁護士の武器とは

弁護士が依頼を受ける事件や事故について、

弁護士は何で伝えるのか。

それは文章で伝える。

弁護士は依頼者から聴取した内容や、

現場に見に行った状況を、

文章で交渉相手に伝え、

文章で裁判所に伝える。

弁護士のものの見方|どの立ち位置から、語るのか

伝える媒体が、

写真であろうが、

映像であろうが、

文章であろうが、

一番大切なことは、

伝える側の人間が、

どの立場からものを伝えようとしているかという、

その立ち位置をどこにおくかということだ。

あなたがカメラマンだったとして、

目の前の事件や事故を、

どの視点で撮影するのか。

地べたに這いつくばって撮影するのか。

ビルの屋上から俯瞰で撮影するのか。

人物に接近して撮影するのか。

目線を合わせて撮影するのか。

同じ場面を切り取ったとしても、

出来上がりの写真はすべて別物である。

弁護士としてのものの見方|私の場合は

弁護士としての私は、

なるべく地べたからも、

ビルの屋上からも、

さらには上空からも、

寄ったり引いたりしながら、

依頼者から見た世界だけでなく、

対立当事者の視点からも、

立ち位置をいくつか変えつつ、

その出来事を眺めよう、見つめようとしています。

そのうえで、

最後には依頼者の視点で、

かつそれを読んだ相手方や、

それを読んだ裁判官が、

あぁ、そうだよな、結局この依頼者を勝たせてあげないと、

全体としてバランスがとれないよな、

とわかってもらえるように出来事を切り取って、

文章に表現するのです。

誰の立場からものをみているのか、分かりやすい文章。

しかも独善的な主張ではなく、ほかの人の立場からも検討が加えられている文章。

それでも最後には、

この人(私の依頼者)の主張がやはり正しいのだよと、

読み手(相手方代理人や裁判官)を納得させてしまう文章。

読み手を感動させてしまう文章。

これが書ける弁護士が、よい弁護士なのです。

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